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六歳の正月、始て一二三四五六七八九十・百・千・万・億の数の名と、東西南北の方の名とを教え、其生れ付の利鈍をはかりて、六七歳より和字(かな)をよませ、書習はしむべし。
六歳の正月から、1から億までの数の名前と、東西南北の方角について教えて、その生まれつきの才能をはかって、6,7歳から、ひらがなを読ませ、字を書くことを習わせましょう。
初めて和字を教ゆるに、「あいうゑを」五十韻を、平がなに書て、たて・よこによませ、書習はしむ。
初めてひらがなを教えるときは、「あいうえお」の五十音を、ひらがなで書いて、あいうえお、あかさたな、と読ませて、書くことを習わせましょう。
又、世間往来の、かなの文の手本を習はしむべし。
また、町の中を歩くときに、ひらがなの文の手本として勉強しましょう。
此年ごろより、尊長をうやまふ事を教え、尊卑・長幼のわかちをもしらしめ、言葉づかひをも教ゆべし。
この年頃から、年上のものを敬うことをおして、敬うこと、卑しいと思うこと、年長年少の区別をわかるようにして、言葉使いも教えなければなりません。
七歳、是より男女、席を同してならび坐せず、食を共にせず。
七歳、これより男女は席を同じにしないように座らせ、食事も一緒にとらないようにしましょう。
此ころ、小児の少知いでき、云事をきき知るほどならば、英知をはかり、年に宣しきほど、やうやく礼法を教ゆべし。
このころになると、子どもも少しの知識がでてくるようになり、またいろいろ聞いて知ったりするようになっているなら、その英知をどの程度か見極め、年齢にあった成長が見られれば、ここでやっと礼儀作法を教えましょう。
又、和字のよみかきをも、習はしむべし。
また、ひらがなの読み書きも教えましょう。
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